一夜泊りの なごりには
なつかしすぎる
あの娘を知った港町
放さない 離れないと
首を抱いて 泣いた手に——
窃っと残してきた 銀の指輪よ
霧にかくれて 目がしらを
拭くほどうぶな
波止場の蝶じゃないけれど
マドロスも 人の子なら
いつか来ると 二年ごし——
帯にはさんで寝る 銀の指輪よ
旅のつばめと 浮藻草
逢わなきゃそれで
別れも知らず済んだのを
いつか来る 吃度(きっと)来ると
あつい酒を 呷(あお)るのに——
なんで黙っている 銀の指輪よ
- 专辑:50th Anniversary 石原裕次郎~永遠の輝き(1956~2005)
- 歌手:石原裕次郎
- 歌曲:銀の指輪(愛まち子)