(唄:鏡音リン )
くたびれたベンチで 見上げた星空は
この手に届きそうで 何も掴めなかった
溜息を溶かして 飲み込むコーヒーは
やけに苦味が染みて 涙が誘われた
失くした夢に縋りついても 何も変わらないから
乾いた心に ひとしずく勇気を
かき集め 立ち上がろう
吹きつける横風に 目を細めむせ返り 歩くこの道は
優しさのカケラもなくて 逃げ出したくなるけれど
何気なく立ち止まり 振り向けば 確かに 伸びる足跡が
折れかけた心に きっと力をくれるだろう
公園の片隅で 見つけた白い花
月明かりにそよいで 気高く咲いていた
愛想笑いで過ごす毎日 潰れそうになるけれど
震える両手に 小さな幸せ 握り締め 歩いてゆく
向かい風切り裂く 翼あるはずもなく ちっぽけな僕は
地べた這いつくばりながら 進むほかはないけれど
軋む足引きずり 歩き続ける限り きっといつの日か
暖かい光のもとに 辿り着くはずだから
ひとりで目覚めた夜に 寂しさがこぼれそうでも
ぎゅっと目を閉じていれば やがてまた陽は昇るから
吹きつける横風に 目を細めむせ返り 歩くこの道は
優しさのカケラもなくて 逃げ出したくなるけれど
何気なく立ち止まり 振り向けば 確かに 伸びる足跡が
折れかけた心に きっと力をくれるだろう
- 专辑:DEBUTANTE 3
- 歌手:VOCALOID
- 歌曲:トラッジ