焦がれた 過去から 叶わぬ 願いに まぶたを 閉じれば またひとりになれる 息を殺しても 消えない"わたし"は "あなた"の 記憶も 本当かわからないまま 過ぎ去った時間と 同じ数の問いを 投げかけるには 遅すぎた気づきと 遅すぎた痛みと 遅すぎた祈り 暗闇に響く あなたの言葉 耳を塞いでも 聞こえてしまうの 焦がれた 過去から 変わらぬ 願いは 唇 掠めて かき消されてゆく あなたを 見ていたい その思いを ただ 両手で 抱いて 暖めつづけるだけ 時の 気まぐれは
アトカタ ... 幽雅に咲かせ、墨染の桜
2024-11-17 11:54