グラウンドに 白線を引き直して 太陽の下で 走って来た 青春の日々よ 君の道は 真っ直ぐに伸びているよ 一瞬の風は 土埃と 思い出の彼方 誰にも 負けたくないなんて 僕は何と 競い合っていたのだろう? 目指していたゴールまで 辿り着けず 歩き出す 夢の途中で 流した涙 手の甲で拭って 前を走る先輩よ 長い影を 見送った 桜は散って 枝を残し 来年 また咲くよ サッカー部の 掛け声が止んだ頃に 沈む夕焼けを 眺めていた あの夏の孤独 思い悩み 立ち止まった夢のカーブ そんな時 君は 肩を叩き 追い
僕の桜
2024-11-17 19:03