空へと続く糸杉よりも 暗い土の中の わたし达の方が 天を知っている 割れて坠ちる破片 血で受け止めながら 蜜蝋の肌溶かし薫らせ 玻璃の骨砕いて この身で包むものは 腐败せぬ魂 遥かな古代(むかし)でも 在らざる未来でも ずっと 失くしたのは青い翼 太阳の民に爱された证の 此処にいると伝えたくも 届けたいのは谁 见目丽しくそして丑く 生まれついたけれど わたし达はけして 神の子でなく 毒蛾の鳞粉に 送られる葬列 光の筋を导くものは 信仰か幻戯か 睑の世界こそ 崩壊せん现実 果ての泥泞から 息を返す
処女懐胎、あるいは白骨塔より少女達は飛翔する
2024-11-17 07:32