睦月始(cv.鳥海浩輔)&弥生春(cv.前野智昭) 『――一方の心中は.』 春 :振り放け見ては.嫋(たを)やぐ背中に 杜鵑花(とけんか)散る. 心を挵(せせ)る様な黙(しじま)に泣き沈んでいる. 背き果つ際の儚さは. 避らぬ別れに似た悲しび. 往昔(おうじゃく)に視た様な恐れを 思い出さない様にしていた筈なのに. 打ち明けた心の中に潜んだ宿命(さだめ)に. 倖せを浮かべては恋路に降り積もる. 胸痛し言葉. 『――一方の心中は.』 始 :寂寞(じゃくまく)としたこの夜深し. 覚え浮かぶ. 短し髪
恋忘れ草
2024-11-17 14:33