長い髪を切ったあの日 あなたは部屋を出てった 風が少し肌寒くて コートの襟を合わせた 携帯の留守電なんか 聴かないわ 未来のない愛の炎は 消えればいい なんて割り切っていたのに 街の景色が滲む こんなよくある出来事に なぜか整理がつかない 自分 見失うくらいに 何が悲しいのかな それならそれでもいいって さっきは思っていた 愛をその後知った 高いビルの下を歩く 私は空を見上げる ずっと忘れていたものを ようやく思い出したの サヨナラとはっきり言えば 楽だった その傷口見たくないから ほうっておい
愛と悲しみの時差
2024-11-17 19:03