月詠ノ詩


2024-09-30 03:27

喜多村英梨 月詠ノ詩歌词

残された色は そっと水鏡に問う '過ぎし思い出'は 幾度 季節が巡れば消えゆく 決して泡沫の夢に 終わる恋ではなかった 逢いたいと願う声は 遠い記憶を染めゆく 終焉(おわり)など知らなかった二人を 灯すように これほどの痛みさえも 愛しいほど君を想う 今は未だ 夢現で泣きたい 滲む夜に- 同じ傷跡が もしも刻まれたのなら かえらぬ弱さも 二人は同じと信じたかった 触れる指先の熱は 君の想える誰かに- 徒(いたずら)に流れてゆく '幼き日々'の契りよ 誰よりも君の瞼に居ると 思えたのに 降り頻る雨