歪んだ孤独を抱いて空をわたる 行き先など見当たらない きつく絡まった糸を解くように 導かれてあなたを出会う 恐る恐る差し出した手 引き寄せて抱きしめてくれて やわらかい肌撫でるたび 新しい波の声を聴く 終りがくること恐れていたんだ 夢の続きかかえて生きる それだけに苦しめられたくはない ただ手をつないでいて いくつのさよならを乗せて 次はどこへ飛んでいってしまうの あなたが初めて見せる悲しい目が 私の心に刺さる 今の夜眠りにつくまで どんなうた読んであげよう うれしい朝につながるように やさしい
残波
2024-11-17 13:23