辿りつく詩


2024-11-17 10:56

Sound Horizon 辿りつく詩歌词

第九巻 883ページ- 盲目の詩人 ルーナは静かに唇を開いた- これより歌うは-ある娘が 大切なモノに辿りつく迄の詩 苛酷な旅よ 困難な途よ それでも娘は決して諦めなかった 物語は運命を呪うより 苦しくとも詩い続ける途を選ぶ いづれ歴史が全てを葬りさろうとも 今は唯-瞳(め)を閉じて聴いておくれ 愛しい人よ アナタは何処に 手掛かりひとつなく 孤独な旅の 道連れの詩は 遠い空へ 霞んで消えた 天堕つる雨 手の平に 零れ落ちた雫(なみだ)- 幾つもの深い森を抜けて 険しい山を越え 町から街へ 知人