震える手を手にあてがい. 窓叩く風に怯え. ブランケットで身を窶して 祈りの果て.朝を待つ. 鞴の音が影を揺らす. 悪魔の囁きの様に 溜め息の度.浮力奪われ 水底で足掻く魚. 東の空にも火の手が上がれど その身を案ずる事にも疲れた. ねぇ 私はまだここにいるよ 退屈な孤独と病に苛まれ ほら 私はまだここにいるよ 写真立ては伏せて.日記も書けぬまま. ―今も. 痛みを増し.紗を退け. 身を汚す斑模様 蔑む声.下卑た言葉. 耳打ちに肩を竦め 今日を終える安堵と 明日への不安は続く. 今尚.何処かで誰
amber gris
2024-11-17 07:47
amber gris feel me歌词
amber gris 海風と雨と最後の手紙歌词
潮騒.午後の空と海鳥. 木洩れ日ゆらり.風は穏やか 蝉落ちる頃.手紙を出した 返事は来ない.分かってるけど. 二階建てのバスはいつもの 海岸通りの道に差し掛かる. 手を振る子供達の頭上を. 飛行機雲がその尾を延ばす. お話はここまで. 『さようなら. ささやかな日々に終止符を.』 天窓を閉めなくちゃ. 『ありがとう. いつかまた.何処かで.』 やがて降り出した雨の音が 献花台さえ染めぬいて. その手の温もりを思い出させた. 私にも等しく.例外無く 次の朝が訪れたなら. 遠くへ.遠くへ.遠くへ―.