風が髪をなでる 羽は時を待つ いま 遠くまで空がみえる まだ 前の音は消えない 先をゆく その高鳴りは胸にみちて ひろがりながら 涙はつたわり 流れるながれる わずかに遅れて 言葉が追いかける 遠く消える声 ひかれあう影 長すぎることはなく 短すぎることもないリズム かるく雲にふれて 羽は風に乗る いま 新しい街がみえる まだ 空の果てを知らない いつまでも みたことのない向こう側に あこがれたまま 気持ちは焦がれて 求めるもとめる 確かに 大切なものがそこにある ふいに気づく声 となりあう影
bermei.inazawa
2024-11-17 14:52