ひらひらと踊る鮮やかな蝶は 地を知る事も無く美しい侭 でもそれが生きているとは知れども 対等だとは思わない 空を自由に舞い踊る姿が 美しく見せているという 事はわかってたのに 手の中に捕まえて 羽を取りピンで留めた 動かない.動けない 体をそっとなぞった もう限界だととうに気付いてた 曖昧な姿の大衆の為 踊り疲れたの羽もくすんだわ だけど飛ぶのは本能 求められてる姿だけを演じていたい 望んでもそれは叶わない 空に生きた過去を悔いてはいないけれど 染みついたその快楽はもう 私を離さない 脆くて儚く
Flightless butterfly
2024-11-17 17:27