狂い咲く季節が止めど無く溢れる また いつかと同じ 繰り返す戯れ 蔦の葉密かに根を広げた頃に 目に映る景色は音も無く過ぎ去る 何処か 彼方を目指し 過ぎた記憶 足蹴に 悲しい訳じゃなく でも 嬉しくもない 束の間に意味など 知り得る術も無く ただ 鮮やかさだけ 昨日に駆け抜けた まるで 回るmerry-go-round 痛み忘れ巡り行く まだ たどり着く場所 見当たらず進む ただ 例えれば 実る果実の 芳しく眩い香りも ひとつ 季節彩り そっと 枯れ落ちたとて 蔦は絡まり 身は朽ち果てて 思い出
HURRY GO ROUND
2024-11-17 14:37