浅い眠りの午後に長い鉄路の終点 瞳孔の前には故い風がうまれかわり駆け抜ける碧い海 濁したその行先 年老いた水先案内人に たどり着けば 解るはずさ 情熱だけをもてあますユメの跡 まだ甦る あの焦げたアスファルトに暮れていく夏に なくした友の微笑みに 恋の名残 叶わぬ想い 走り続けてきた鉄路沿いに 確か蒼いバラが咲いていた 少し蒼過ぎたバラが 痔く創口をおさえて心の子午線まで きっと僕は時間の玩具 一緒にいたい でもひとりになりたい きっと僕は時間の玩具 一緒にいたい でも独りになりたい 矛盾だらけ
Oceanside Liner
2024-11-17 20:45