Under Empty 憂い顔で 見慣れた道を 行く人に重ねた 霞む淡い 記憶 眼差し 手の届かない 恋のように 寄り添う 泪の後は 全て忘れるほどに 心 晴れ渡り 笑えているよう 遠くても 近く感じるときでも 下ばかりを向いた夜に ぼんやり水面に光る 星はいつも 僕を照らした 消えては宿る 夜露のように 芽生えた 蕾をそっと 暖めながら 歩いてきた 一人きり 街を見下ろす いつか咲く花抱え 明日も また 流れる 泪の後に 鮮やかな花びらが ひとひら 晴れ渡る 心に舞った その景色 出逢い 描い
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2024-11-17 17:18